一律ベア要求廃止へ=人事評価で格差容認―三菱UFJ銀労組

経済・ビジネス

三菱UFJ銀行の労働組合が2020年春闘で、給与水準を底上げするベースアップ(ベア)をめぐり、全員一律の幅で要求する従来方式をやめる方針を固めたことが10日、分かった。経営側の提案を踏まえ、全行員の給与と賞与を合わせた「総報酬」を要求。このうち給与は人事評価次第で上げ幅に差をつけることを容認する。

トヨタ自動車の労組も、今春闘でベアの配分について差を広げることを認めている。金融と自動車のトップ企業が評価に基づく賃上げを進めることで、同様の動きが産業界に広がる可能性がある。

三菱UFJ銀の経営側は昨春闘の回答時、今後の春闘では総報酬について交渉し、給与の上げ幅に格差を設けることを労組に提案した。評価が高い行員はベアの上げ幅が大きくなり、低い行員は小さくなる。1年近く労使で協議してきた結果、近く正式合意できる見通しになったという。

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