19年の不正薬物押収、過去最高3トン超=2.2倍、「極めて深刻」―財務省

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財務省は12日、税関による2019年の不正薬物の押収量が前年比約2.2倍の約3318キロとなり、過去最高に達したと発表した。押収量が3トンを超えたのは初めて。「不正薬物の流入は極めて深刻」(幹部)で、新たな検査機器の導入や他国との情報交換などにより、取り締まりを一層強化する。

不正薬物のうち、大半を占める覚せい剤の押収量は約2570キロ、摘発件数は425件でいずれも過去最高。一度に約1トンに上る大規模な密輸事案などが発覚し、増加につながった。摘発件数のうち、タイやマレーシアなどアジアからが204件と全体の48%を占めた。

財務省では、覚せい剤の末端価格が高い日本は「(密輸組織の)大きなマーケットになっている」(同)と警戒を強めている。

押収された約1トンの覚せい剤(財務省提供)押収された約1トンの覚せい剤(財務省提供)

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