鮮魚列車、56年の歴史に幕=利用者減で3月終了―近鉄

経済・ビジネス

近畿日本鉄道は18日、三重県の伊勢志摩地方で取れた魚介類を大阪へ運ぶ専用列車の運行を3月13日で終了すると発表した。トラック輸送が主流となり、利用者が減少したためで、今後は一般の急行列車に専用の1車両を連結して機能を残す。「鮮魚列車」として知られた名物列車は、1963年9月以来56年余りの歴史に幕を下ろすことになる。

鮮魚列車は、伊勢志摩地方の行商人専用の貸し切り列車。日曜祝日を除く毎朝、三重県伊勢市の宇治山田駅と大阪市天王寺区の大阪上本町駅を結ぶ。

近鉄によると、高速道路網が整備されていなかった63年、臭いを防ぐため一般列車とは別に、2両から4両編成の列車として運行を開始。最盛期には、1日当たり100人以上の行商人が利用していたが、現在は10人ほどに減少。車両の老朽化も激しいため、来月14日のダイヤ改正で運行終了を決めた。

伊勢志摩地方で取れた魚介類を大阪へ運ぶ近鉄の「鮮魚列車」(同社提供)伊勢志摩地方で取れた魚介類を大阪へ運ぶ近鉄の「鮮魚列車」(同社提供)

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