首里城再建に県民の力=瓦補修やイベントで―沖縄

社会

昨年10月の火災で焼失した首里城(那覇市)の再建について、沖縄県などがイベントを通じた県民参加を呼び掛けている。玉城デニー知事は「見せながら再建する」と話しており、21日からは崩落した赤瓦の再利用に向けたボランティアの募集を始めた。3月以降、残った城郭などを利用したプロジェクションマッピング、破損した瓦を用いたシーサーの制作体験なども予定している。

火災では正殿や北殿などが焼け落ち、県警の捜査で原因は不明とされた。復元工事は所有権を持つ内閣府が2月上旬から始めたが、県には崩落した瓦などの再利用を求める声が寄せられており、「復旧・復興への想いをつなぎ、琉球文化・歴史に触れる機会」(玉城知事)として、国などと市民参加型イベントを企画した。

「しっくい剥がしボランティア」は、屋根に取り付けた際に使ったしっくいを、ブラシで瓦から取り除く作業。形状が保たれた瓦が対象で、3月いっぱい毎日2回、首里城公園内で開催する。15歳以上が応募でき、各回の募集定員は約50人。

3月7、8日夜には、園内3カ所で焼失前の正殿などのプロジェクションマッピングを実施。5~8月は、破損した瓦でシーサーを作る体験イベントを開く。他にも復元工事と並行した企画が予定されており、県都市公園課の担当者は「県民や観光客など多くの方が参加し、首里城復興へ思いをつないでくれれば」と話している。

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