「あまりに急だ」「何をさせる?」=共働き家庭戸惑い―全小中高校臨時休校

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の小中高校が3月2日から春休みまで臨時休校する見通しとなった。政府の突然の要請に、子どもがいる共働きや一人親の家庭からは「あまりに急だ」「子どもに家で何をさせろというのか」と困惑と憤りの声が上がった。

「夏休みの子どもに留守番をさせるのとは訳が違う」。千葉市のパソコン教室インストラクター永野めぐみさん(45)はニュースを知り、驚きの声を上げた。会社員の夫と、小学3年の長女(9)と中学1年の長男(13)の4人家族。「部活も中止になり、夏季講習のようなものもない」と頭を抱える。

どこまで仕事を休ませてもらえるか職場と相談するつもりだといい、「ずっと家にいることになり、かわいそうだ」と子どもを気遣った。

「子どもだけで意味があるのか」。福岡市で小学4年の長女(10)を育てるシングルマザーのパート女性(40)は「企業も休みにしないと、親がウイルスを(家庭に)持ち込むことだってある」と疑問視した。

普段は午前9時~午後5時の勤務で、放課後は近くに住む両親に長女を預ける。「短縮勤務も職場に相談しないといけないが、給料は時給なので経済的なダメージが大きい」と不安を隠せない。

横浜市で小学1年の女児(7)を共働きで育てる会社員の女性(36)は、「子どもの健康を考えれば仕方ないが、政府の対応が遅れたせいで感染が拡大しているのは納得がいかない」と憤る。「在宅勤務と夫、実家の助けで乗り切るしかない」と話した。

さいたま市の40代女性会社員は、小学4年生と保育園児の2人を抱えて共働きだ。「1カ月余りも、子どもが一日中家でじっとしていられるとは思えない。親としてどこまで活動を制限していいか迷う」と困惑する。子どもの安全を考えて休校の方針には賛成する一方、「テレワークできるような企業はまだまだ多くない」と悩みを漏らした。

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