習氏来日「成果が必要」=安倍首相、会見で指摘

政治・外交

安倍晋三首相は29日の記者会見で、習近平中国国家主席の4月上旬の国賓来日について「現時点で予定に変更はない」としつつ、「十分な成果を挙げる必要があるとの観点から、引き続き日中間で緊密に意思疎通していく」と述べた。

日本政府は習氏来日に関し、「準備を粛々と進めていく」(菅義偉官房長官)と繰り返してきたが、首相の発言は、新型コロナウイルス感染が与える影響などによっては、延期もあり得るとの認識を示したものとみられる。

首相は28日、来日した中国外交トップの楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)中国共産党政治局員との会談で、習氏来日について「入念な準備を行わなければならない」と指摘。29日の会見では「準備を粛々と進めていく」との政府の従来表現を使わなかった。

菅義偉官房長官は29日、楊氏と東京都内で会談し、新型コロナウイルスへの対応を協議。習氏来日をめぐっても意見交換したとみられる。

自民党の二階俊博幹事長も楊氏と会談し、感染阻止に向けた日中連携を確認した。楊氏は防護服5000着とマスク10万枚を提供すると表明。二階氏は謝意を示し、事態の収束後に訪中する考えを伝えた。

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