北朝鮮がミサイル2発発射=今年初、軍事挑発再開

政治・外交

【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が2日、東部の元山付近から日本海に向けて、飛翔(ひしょう)体2発を発射した。合同参謀本部関係者は短距離弾道ミサイルと推定。北朝鮮が短距離ミサイルを発射するのは昨年11月末以来となる。今年に入ってからは初めてで、最近控えてきた軍事的な挑発を本格的に再開した可能性がある。

米政府高官は「北朝鮮から飛翔体が発射されたという報道を把握している。状況を注視し続けている」と述べた。

合同参謀本部によれば、飛翔体は高度約35キロで、飛行距離は約240キロ。日本政府は北朝鮮の飛翔体発射について「わが国の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されていない」と発表した。

韓国大統領府は鄭義溶国家安保室長主宰で関係閣僚会議を開催し、情勢を分析。会議では「軍事的緊張を招く行動」に「強い憂慮」を表明するとともに、北朝鮮に軍事行動の中断を求めた。

北朝鮮は昨年末の朝鮮労働党中央委員会総会で、一時的に中断していた核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の再開を示唆。ただ、今年1月に中国で新型コロナウイルスの感染者が増加して以降は、外国との往来を閉じるなど感染阻止対策に集中し、軍事的な活動は控えていた。

朝鮮人民軍将校がマスク姿で見守る中、合同打撃訓練を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)=2月28日撮影、朝鮮中央通信が29日配信(AFP時事)
朝鮮人民軍将校がマスク姿で見守る中、合同打撃訓練を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)=2月28日撮影、朝鮮中央通信が29日配信(AFP時事)

朝鮮人民軍の合同打撃訓練=2月28日撮影、朝鮮中央通信が29日配信(AFP時事)
朝鮮人民軍の合同打撃訓練=2月28日撮影、朝鮮中央通信が29日配信(AFP時事)

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