福島・双葉町の避難指示一部解除=原発事故後初、駅周辺など

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東京電力福島第1原発事故で唯一全町避難が続く福島県双葉町の避難指示の一部が4日午前0時に解除された。原発事故後、双葉町での解除は初めて。放射線量が比較的高い帰還困難区域としても初の解除となる。事故から9年がたち、新たな町づくりに向けた一歩を踏み出した。

解除されたのは、JR常磐線双葉駅周辺の帰還困難区域と、町面積の4%に相当する町北東部の避難指示解除準備区域。ただ、産業団地への企業誘致や住宅整備などを進めるための「先行解除」としており、居住は想定していない。

帰還困難区域が設定された7市町村のうち、双葉町に続き、大熊町が5日午前0時に、富岡町が10日午前6時にそれぞれの駅周辺が解除となる。

常磐線は14日に全線で運転が再開され、町へのアクセス向上が期待される。解除区域では飲食店が入る産業交流センターや震災・原発事故の伝承施設の開業が予定されており、伊沢史朗町長は「町民をはじめ多くの人に来てもらい、今の復興状況に関心をもってほしい」と語る。

JR常磐線の全線再開に向け、整備が進む双葉駅=2019年12月18日、福島県双葉町JR常磐線の全線再開に向け、整備が進む双葉駅=2019年12月18日、福島県双葉町

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