韓国輸出管理、正常化へ前進=改善の実効性焦点―政府

政治・外交

輸出管理をめぐる韓国との局長級政策対話を踏まえ、政府は11日、韓国側が示した改善計画を「歓迎する」と表明した。日本による昨夏の厳格化措置発動を機に高まった対立の解消へ一歩前進した形だ。今後は厳格化措置の正常化に向けて、韓国が計画を着実に実施して実効性のある貿易管理体制を構築できるかが焦点となる。

政策対話は10日開かれ、経済産業省の飯田陽一貿易管理部長と韓国産業通商資源省の李浩鉉貿易政策官が出席。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてソウルでの開催を取りやめ、テレビ会議の方式に切り替えた。午前から夕刻までの日程だったが、発表内容のすり合わせなどに想定以上の時間を要し、協議は翌日未明まで続いた。

日本は韓国に輸出した品目が軍事転用される懸念が拭えないことを問題視している。韓国は政策対話で、管理体制の実効性を高める法整備や担当人員の増強といった改善計画を説明。日本は取り組みを評価しながらも、対策の多くは「まだ実行されていない」(飯田氏)として韓国が求める厳格化措置の即時撤廃には応じなかった。

輸出管理厳格化をめぐり、テレビ会議方式の局長級政策対話に臨む経産省の飯田陽一貿易管理部長(右から2人目)=10日午前、東京都港区の韓国大使館(代表撮影)輸出管理厳格化をめぐり、テレビ会議方式の局長級政策対話に臨む経産省の飯田陽一貿易管理部長(右から2人目)=10日午前、東京都港区の韓国大使館(代表撮影)

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