安倍首相、震災の教訓「風化させぬ」=官邸で献花式、式典は中止

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政府は11日、東日本大震災から9年を迎え、首相官邸で献花式を執り行った。安倍晋三首相は追悼のあいさつで「大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を決して風化させてはならない。国土強靱(きょうじん)化を進め、災害に強いふるさとを創り上げていく」と誓った。

首相は、14日に9年ぶりに全線開通するJR常磐線などに触れつつ、「被災地の復興は着実に進展し、総仕上げの段階に入っている」と強調。一方で仮設住宅での避難生活も続いているとして、今後も被災者の生活再建を支援していく方針を示した。

献花式には首相のほか菅義偉官房長官、武田良太防災担当相、田中和徳復興相ら約20人が出席。地震のあった午後2時46分に黙とうをささげた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国立劇場(東京都千代田区)で行う予定だった政府主催追悼式は直前に中止が決まった。首相は「ぎりぎりまで模索を続けたが、現下の状況を踏まえ断念するのやむなきに至った」と語り、遺族らに陳謝した。

毎年、東京都内で開催してきた追悼式について、政府は10年の節目となる来年を最後とする方針だ。

東日本大震災から9年を迎え、首相官邸で行われた献花式で追悼の言葉を述べる安倍晋三首相(中央右)=11日午後、東京・永田町東日本大震災から9年を迎え、首相官邸で行われた献花式で追悼の言葉を述べる安倍晋三首相(中央右)=11日午後、東京・永田町

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