食事支援の輪広がる=新型肺炎の休校家庭に提供―ローソン、ワタミ

経済・ビジネス

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために一斉休校となった子どものいる家庭に、食事を無料や安価で提供する活動が企業で広がっている。支援を打ち出したローソンやワタミには申し込みが殺到。給食の代わりに昼食を用意する保護者の負担軽減につながりそうだ。

ローソンは10日、全国の学童保育施設へおにぎりの無償提供を始めた。東京都文京区の学童施設「こどもの森せんだぎ」には同日午前、39個のおにぎりが届けられ、子どもたちがおいしそうに頬張る姿が見られた。施設代表の横張寿希さん(25)は「親御さんの負担を減らせ、とても助かる」と話す。おにぎりは17日と24日にも配る予定。3日間合計で当初計画の3万個を大きく上回る38万個超を配布する見通しだ。

ワタミは9日から4月3日まで、小中高生がいる家庭向けに弁当を1食当たり運送費用200円で提供。配るのは高齢者向け夕食宅配事業で扱う弁当で、申し込み開始から2日間で上限の50万食に達した。東京都内に住む保育士の尾崎美由紀さん(39)は、小学3年生の娘(9)の昼食にサービスを利用。「給食のような栄養のある食事をいただけるのはうれしい」と笑顔を見せた。

飲食宅配代行の出前館は、加盟店の「ほっともっと」や「ガスト」などの弁当3000食超を、15日まで学童施設や児童養護施設、子ども食堂に無償提供している。

一斉休校となった児童のいる家庭への支援で、弁当を受け取る家族=9日、東京都北区一斉休校となった児童のいる家庭への支援で、弁当を受け取る家族=9日、東京都北区

ローソンが学童保育施設に無償提供したおにぎりを食べる子どもたち=10日、東京都文京区ローソンが学童保育施設に無償提供したおにぎりを食べる子どもたち=10日、東京都文京区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 社会活動 その他企業(事業継続BCP・リスク管理) 日本 東京都