テレワーク、多様なニーズ=「アバター」「化粧機能」独自サービス次々―新型コロナ

社会

新型コロナウイルスの感染拡大で、急速に広がるテレワーク。一方で、「ウェブ会議のため化粧は面倒」「カメラ越しに家を見られたくない」といったニーズもあり、画面上で化粧をしているように見せたり、背景を差し替えたりするサービスに問い合わせが急増している。

外資系IT企業「サイバーリンク」(東京都港区)は、AI技術を使った「PerfectCam」を提供。ウェブ会議の映像の背景をぼかしたり、別の写真に書き換えたりするほか、画面上で利用者にアイシャドーなどを施す「バーチャルメーク」機能を搭載している。

感染拡大と共に問い合わせが急増し、1~3月の契約件数は普段の3倍以上に。利用者には「いつものメークと同じように設定できる」「ウェブ会議中に家族が背後を通っても気にならない」と好評という。

ITベンチャー「時空テクノロジーズ」(港区)が開発中の「vmeets」は、ウェブ会議の際、利用者の容姿をアニメキャラクターのようなアバター(分身)に置き換える機能を持つ。橋本善久社長は「いつもは怖い上司も、かわいいキャラクターになって話し掛けてきたら雰囲気が和む」と説明。自動翻訳機能などを搭載し、世界中の人と仕事ができる「グローバルテレワーク」の実現が目標と話す。

顔認識技術を使い、在宅勤務者の労働時間を把握したり、情報流出を防止したりするサービスも企業から人気を集めている。日本テレワーク協会の富樫美加事務局長は「今回初めてテレワークを導入し、利便性に気付いた企業も多い。事態が収束した後も、新しい働き方として社会に浸透していくだろう」と話している。

ウェブ会議の画面上で化粧を施せる「バーチャルメーク」。適用前(写真左)と適用後(サイバーリンク社提供)ウェブ会議の画面上で化粧を施せる「バーチャルメーク」。適用前(写真左)と適用後(サイバーリンク社提供)

アバター(分身)が使えるウェブ会議ツール「vmeets」=13日午前、東京都中央区アバター(分身)が使えるウェブ会議ツール「vmeets」=13日午前、東京都中央区

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