「饗宴の儀」取りやめ=来月の立皇嗣の礼縮小―新型コロナ対応

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政府は18日、皇位継承に伴う式典委員会(委員長・安倍晋三首相)を首相官邸で開き、秋篠宮さまが継承順位1位の皇嗣になられたことを広く示す「立皇嗣の礼」の儀式のうち、来月21日に予定されていた賓客らとの祝宴「宮中饗宴の儀」を取りやめることを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を考慮した。

首相は式典委で、饗宴の儀について「何とか挙行できないか模索したが、限られた空間で多数の参列者が飲食を伴いながら至近距離で会話を交わすことに鑑み、誠に残念だがやむを得ず取りやめる」と説明した。

式典委では、杉田和博官房副長官と西村泰彦宮内庁長官が中止を主張。岡田直樹官房副長官も「皇居で新型ウイルスの感染が拡大することがあってはならない」と述べた。

立皇嗣の礼の中心儀式である「立皇嗣宣明の儀」と、天皇陛下に会う「朝見の儀」は、予定通り来月19日に行う。ただ、宣明の儀は当初招待予定の約350人を約50人に絞り込む。最高裁長官、衆参両院の正副議長と議院運営委員長、首相と閣僚、地方公共団体の代表者、外国の駐日大使の団長らに限定し、衆参常任委員長、各府省副大臣・事務次官らは招かない。

皇位継承に関する式典委員会で発言する安倍晋三首相(右)=18日午後、首相官邸皇位継承に関する式典委員会で発言する安倍晋三首相(右)=18日午後、首相官邸

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