欧州帰国者の感染相次ぐ=東京のホテル従業員も―新型コロナ

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国内では21日、新たに40人の新型コロナウイルス感染者が判明した。欧州からの帰国者の感染報告が各地で相次ぎ、羽田、成田両空港の検疫所ではフランスやスペイン、イタリアから帰国した5人の感染が判明した。このうち、スペインから帰国した沖縄県の10代女性は、20日に帰国し、成田空港の検疫所からウイルス検査の結果が出るまで待機を要請されたが、結果を待たずに沖縄県内の自宅に戻っていたという。

一方、東京都は、感染が確認されていた80代女性が死亡したと発表した。死亡した女性には高血圧の基礎疾患があった。死者は国内感染者が36人、クルーズ船の乗船者8人の計44人となった。

都では、新たに7人の感染を確認。50代男性はフランス滞在中に症状が出たが、羽田空港に帰国後、都内を移動していた。都内の医療機関に勤める50代男性医師の感染も分かった。

この7人とは別に、20日に感染が確認された20代男性が京王プラザホテル(新宿区)のアルバイトだったことが判明した。男性は英国、スペイン、ポルトガルへの渡航歴があり、宿泊客の荷物を部屋まで運ぶ仕事を担当。客とホテル従業員に濃厚接触者はなく、健康観察対象者とされた従業員7人は自宅待機となったが、体調不良の人はいないという。

兵庫県では、新たに6人の感染が確認された。姫路市では、家族でスペインに長期滞在し、18日に帰国した40代女性の感染が判明。出張先の英国から8日に帰国した尼崎市の60代会社員も感染が分かった。このほか、感染者が相次いでいる伊丹市のデイケア施設の利用者ら4人も感染が判明した。

大分県では、医師や患者らの感染が確認されていた「国立病院機構大分医療センター」(大分市)に入院していた80代から90代の男女5人の感染が分かった。県などは院内感染の疑いが強いとみている。

21日はこのほか、北海道で1人、新潟県で2人、埼玉県で3人、千葉県で1人、神奈川県で4人、愛知県で2人、大阪府で2人、京都府と広島県で各1人の感染者が見つかった。

このうち、神奈川県の40代男性はフランス、愛知県知多市の70代男性はフィンランドとノルウェー、京都市の50代女性はオランダを訪れていた。

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