カミュの「ペスト」100万部突破=新潮文庫、新型コロナで世界的関心

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新潮社は8日、フランスのノーベル文学賞作家アルベール・カミュの代表作「ペスト」(新潮文庫)の発行部数が100万部を突破したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大とともに世界中で関心が高まり、イタリア、フランス、英国などでもベストセラーになっている。

同作は1947年に刊行された長編小説。アルジェリアの港町で突如ペストが流行し、市民が精神状態をむしばまれながら見えない敵と戦うさまを描いた。

新潮文庫版は69年刊行。近年の増刷は平均で年間5000部程度だったが、「コロナ禍と酷似している」と話題になり、今年2月以降だけで30年分に当たる15万4000部を増刷したという。

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