日産、5000億円超の融資打診=新型コロナ対策で資金確保

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日産自動車が、みずほ銀行などの3メガバンクと日本政策投資銀行に対し、総額5000億円超の資金調達を打診したことが9日、明らかになった。必要に応じて資金を引き出すことができる融資枠の設定などを含め、具体的な方法を調整している。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で厳しい事業環境が長期化することを見据え、潤沢な手元資金を確保する狙いがある。

新型コロナ拡大以前から、日産の業績は世界的な販売不振で低迷。2019年4~12月期の連結純利益は前年同期比87.6%減の392億円に落ち込んだ。一方、昨年末時点では1兆2000億円の現預金を確保していた。

日産は新型コロナ拡大の影響で、欧米を中心に世界各地で工場の操業を停止。新車需要減少を受け、国内工場も断続的に休止し、経営環境は一段と悪化している。日産は5月をめどに経営再建策を公表する予定だ。生産能力削減などの構造改革も急務で、融資により資金繰りに万全を期す。

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