CAの縫製支援に批判噴出=「性差別的」「時代錯誤」―新型コロナ

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、業務が減った客室乗務員(CA)らに医療用ガウンの縫製を支援してもらう案が出ている。政府は航空会社側からの申し出だとしているが、ネット上では「裁縫は女性に任せようという性差別的思考」「戦時中のようだ」と批判が噴出した。

「欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出てくださいました」。安倍晋三首相は7日の記者会見でこう説明。西村康稔経済再生担当相は8日に出演したテレビ番組で、「作業が比較的簡易」で、「新型コロナの影響で減便が相次ぎCAの業務が激減している」ことを理由に挙げた。

報道を受け、ツイッターでは「航空会社の客室乗務員」というキーワードがトレンド入り。「縫製といえば女性」というニュアンスに違和感を覚えた人が多く、「縫製職にもCAにも失礼」「本当に職を求めている人にやってもらうべきだ」と厳しい意見が相次いだ。

ANAホールディングス広報は取材に、「詳細は決まっていないが、前向きに検討していることは事実。CAに限定せず、グループ社員全体で何ができるか考えている」と回答している。

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