ラーメン作り、家で楽しんで=日本人店主、持ち帰りに活路―ドイツ

経済・ビジネス

【フランクフルト時事】ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、店内での飲食サービスの提供が原則禁止される中、多くのレストランが休業している。厳しい経営環境に直面する中、西部フランクフルトの日本人店主は持ち帰りラーメンの販売を始め、逆境に立ち向かっている。

レストラン「無垢(むく)」では、顧客が自宅でとんこつラーメンを作れる麺やスープ、具材のセットを開発。店員がドイツ語と日本語で、麺のゆで方や湯切りのコツを実演する動画をインターネット上に公開し、ラーメンになじみのないドイツ人でも手軽に調理してもらえるよう知恵を絞った。

無垢では3月下旬以降、売上高が前月同期に比べ半減。ただ、持ち帰りメニューの導入で踏ん張り、客足はそれほど減っていないという。山梨県出身の店主の山本真一さんは「外出制限で楽しみが少なくなる中、自宅でシェフになった気分で新鮮な体験をしてもらえたら」と話す。

山本さんは従業員13人を雇用しているが、独政府は、時短勤務で削減された手取り給与の最大6割程度を補償している。山本さんは「政府支援は手厚い。何としてもこの危機を乗り越えたい」と意気込んでいる。

顧客に自宅で調理してもらう持ち帰り用のラーメン=5日、独フランクフルト顧客に自宅で調理してもらう持ち帰り用のラーメン=5日、独フランクフルト

持ち帰りラーメンを販売するレストラン無垢の店主の山本真一さん=5日、独フランクフルト持ち帰りラーメンを販売するレストラン無垢の店主の山本真一さん=5日、独フランクフルト

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