富山の大粒ホタルイカが豊漁=スーパーで量販、自宅でどうぞ

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富山湾の春の味覚、ホタルイカの水揚げが好調だ。昨年まで、不漁続きで主に高級店などでしか味わえなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大による外食需要の低迷もあり、東京・豊洲市場(江東区)では卸値が大幅に値下がり。首都圏のスーパーなどにお目見えし、人気を集めている。

公益社団法人富山県農林水産公社(富山市)などによると、主産地の滑川漁港など県内の水揚げ量は、漁が解禁された3月1日から同月末までの速報値で約780トンと、前年同月に比べて7倍に急増。4月に入っても順調な水揚げが続いており、同県農林水産総合技術センター水産研究所(滑川市)は「このペースが5月以降も続くなら、今シーズンは豊漁の目安となる2000トンを超えそうだ」と話す。

好調な漁を受け、豊洲市場の4月前半の卸値は、富山産のボイルしたホタルイカがトレー1枚(350~400グラム)400~500円で、1枚1500円前後だった前年同期に比べて大幅安。国内漁獲量の大半を占め、多くの量販店が扱ってきた兵庫産は、トレー1枚(300グラム)200~300円。価格差が小さくなったため、「大粒で知名度の高い富山産を大量に仕入れる量販店が増えている」と豊洲の卸担当者。

富山産は都内の高級すし店なども注目する旬の味で、漁は6月ごろまで。新型コロナの感染防止のため、自宅で食事をする機会が増えており、「兵庫産よりも少し値段は高いが、上質でふっくらとした富山湾のホタルイカをたくさん味わってほしい」とスーパーの関係者はPRしている。

富山湾で好調な水揚げが続いている大粒のホタルイカ=16日午前、東京都江東区の豊洲市場富山湾で好調な水揚げが続いている大粒のホタルイカ=16日午前、東京都江東区の豊洲市場

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