辺野古移設、政府が設計変更申請=沖縄県、不承認の構え―法廷闘争必至、長期化も

政治・外交

防衛省沖縄防衛局は21日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画について、埋め立て海域の軟弱地盤改良に伴う設計変更を沖縄県に申請した。埋め立てに反対する県側は認めない構えで、政府は県の不作為の違法確認訴訟で対抗する方針。国と県との対立は法廷闘争に進む見通しで、長期化は必至だ。

防衛省は設計変更に向け、軟弱地盤が発覚した昨年1月以降、専門家に技術的な助言を求め、周辺環境への影響を聴取してきた。河野太郎防衛相は21日の記者会見で「十分に検討された内容だ。沖縄県が適切に判断いただくと思う」と申請の適正性を訴えた。

これに対し玉城デニー知事は会見で「対話に応じず、工事手続きを一方的に進めようとすることは到底納得できない」と強調。法令にのっとり、申請内容を精査する考えを示した。

設計変更は、地盤強化のため7万本超のくいを打つほか、護岸の形状を変更して作業を効率化するなどの内容。埋め立てに使う土砂は県外からの調達を想定していたが、特定外来生物の防除を義務付ける県の条例が制定されたことを踏まえ、県内調達に切り替えた。

辺野古設計変更申請について、記者団の質問に答える沖縄県の玉城デニー知事(中央)=21日午前、同県庁辺野古設計変更申請について、記者団の質問に答える沖縄県の玉城デニー知事(中央)=21日午前、同県庁

記者会見する河野太郎防衛相=21日午前、防衛省記者会見する河野太郎防衛相=21日午前、防衛省

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