積水ハウス、現経営陣勝利=取締役選任で前会長と対決―株主総会

経済・ビジネス

積水ハウスは23日、大阪市内で定時株主総会を開き、会社側が提案した阿部俊則会長ら取締役12人全員の選任議案が賛成多数で承認された。2018年に事実上解任された和田勇前会長は、株主提案で現経営陣の大半の交代を求めたが、否決された。両者の対決は阿部氏ら現経営陣に軍配が上がった。

出席者によると、総会ではマンション用地取得をめぐる詐欺事件について株主から質問が相次ぎ、「会社側からの一方的な説明ばかりでなく、株主とコミュニケーションを取るべきだ」といった意見も出たという。

和田氏は、会社側が詐欺事件の調査報告書の全文を公表せず、阿部氏らに不利な情報を隠していると批判。経営陣を入れ替え、自身を含む取締役候補の選任を求めていた。

これに対し、会社側は「重要な情報は公開している」と反論。両者の対立が鮮明になっていた。

積水ハウスの株主総会会場へ向かう株主ら=23日午前、大阪市北区積水ハウスの株主総会会場へ向かう株主ら=23日午前、大阪市北区

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