金星の超高速風、仕組み解明=探査機「あかつき」観測で―JAXA

科学 社会 技術

金星の高層大気にはスーパーローテーション(SR)と呼ばれる超高速の風が常に吹いているが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と北海道大などの研究チームは、探査機「あかつき」による観測データから、「熱潮汐波」と呼ばれる大気中の波がSRの加速を担っていることを突き止めた。論文は24日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

SRは、金星の上空70キロ付近を秒速100メートルもの高速で吹く東風。1960年代の観測で発見されたが、自転の60倍もの速度の風がなぜ吹き続けられるかは分かっていなかった。

北大の堀之内武准教授らは、あかつきが撮影した金星全体の雲の動きや温度の分布などから、大気の循環の様子を分析。昼間に太陽熱で熱せられ、夜間に冷やされる大気が振動することで生まれる波(熱潮汐波)が、SRを加速していることが分かった。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 科学技術(理系的) 科学 技術 社会 宇宙 日本 北海道