中ロに「強力なメッセージ」=F35Aのアラスカ配備―米指揮官

政治・外交

【ワシントン時事】アジア太平洋地域で初めて空軍仕様の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが配備された米第354戦闘航空団指揮官のベンジャミン・ビショップ大佐は、同機の配備が「(中国やロシアなどの)修正主義勢力に対する強力な抑止のメッセージになる」と強調した。26日までに時事通信の電話取材に応じた。

アラスカ州のイールソン空軍基地に拠点を置く同航空団には21日、太平洋空軍傘下部隊として初めて、2機のF35Aが配備された。2021年末までに計54機が配備される予定。

同大佐は「空中給油機の支援を受ければ、一度の出撃でインド太平洋地域のいかなる場所にも到達できる」と述べ、アラスカに配備する戦略的利点を指摘。北極点を越えて欧州にも容易に行くことができるとも説明し、「F35A配備は米軍だけでなく、同盟・パートナー国を支援する機会をわれわれに与えてくれた」と強調した。

米軍が新型コロナウイルス対策で世界的に人員の移動を制限する中でも、同航空団へのF35A配備は計画通り進む見通し。今後は同じくF35Aを保有する日本や韓国、オーストラリアとの合同演習を通じて能力を強化し、「自由で開かれたインド太平洋戦略を支える」と決意を語った。

ベンジャミン・ビショップ大佐 米空軍第354戦闘航空団指揮官(米軍提供・時事)ベンジャミン・ビショップ大佐 米空軍第354戦闘航空団指揮官(米軍提供・時事)

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