安倍首相、PCR検査滞り認める=20年度補正、今夕成立

政治・外交

参院予算委員会は30日午前、安倍晋三首相と関係閣僚が出席し、2020年度補正予算案に関する基本的質疑を続行した。首相は新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査について「さまざまな目詰まり、地域ごとの差がある」と述べ、検査件数の伸び悩みを認めた。その上で「医師が必要と認めた方が受けられるようにしたい」と強調した。国民民主党の森裕子氏への答弁。

PCR検査について、加藤勝信厚生労働相は「われわれも反省しなければならない」と指摘。保健所の負担軽減や検査施設の設置を支援し、検査能力の拡充に努めると訴えた。

首相は5月6日までの緊急事態宣言の延長判断について「(期限)ぎりぎりではなく、その前に決めたい」と述べ、前もって発表する意向を表明。ただ、具体的なタイミングには触れなかった。感染状況は「依然厳しい」との認識を重ねて示した。森氏への答弁。

休校長期化を踏まえて「9月入学・始業」を求める意見について、首相は文部科学省を中心に検討する意向を示し、萩生田光一文科相は「一つの大きな解決策として考えたい」と語った。萩生田氏は当面の学校再開の指針を5月1日までに公表する方針も示した。国民の森本真治氏への答弁。

国民への一律10万円の現金給付など感染拡大に伴う緊急経済対策を盛り込んだ補正予算案は同委で30日午後に可決された後、夕方の参院本会議で可決、成立する見通しだ。

参院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=30日午前、国会内参院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=30日午前、国会内

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