安倍首相、「アビガン」月内承認へ=治験プロセスを加速

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安倍晋三首相は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの候補薬である抗インフルエンザ薬「アビガン」について、「月内の薬事承認を目指したい」と表明した。米国で開発された抗ウイルス薬「レムデシビル」とともに手続きを急ぎ、治療に役立てたい考え。

アビガンは国内メーカーの富士フイルム富山化学が開発し、新型インフルエンザ治療薬として承認されている。現在は新型コロナへの有効性を調べる治験が行われており、軽、中症状の患者に対する効果が期待されている。ただ、動物実験では胎児に奇形が生じる副作用が報告されており、妊婦らには投与できない。

アビガンについては治験と並行し、患者の同意を得た上で用いる「観察研究」により、新型コロナの治療でも投与が始まっている。承認されればさらに幅広く投与できるようになるとみられ、厚生労働省は治験などの作業を加速させる見通しだ。

会見で首相は、アビガンに関し「70万人分の備蓄がある。さらに200万人分まで生産を進めていただくようお願いをしている」と述べ、供給態勢を拡充させる意向を強調した。

緊急事態宣言を今月31日まで延長することを決定し、記者会見する安倍晋三首相(中央奥)と基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長=4日午後、首相官邸緊急事態宣言を今月31日まで延長することを決定し、記者会見する安倍晋三首相(中央奥)と基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長=4日午後、首相官邸

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