夏場所は中止=緊急事態宣言延長受け、八百長問題に続き3度目―大相撲

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日本相撲協会は4日、大相撲夏場所(24日初日、東京・両国国技館)の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が31日まで延長されたことを受けての措置。相撲界では高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両白鷹山らが感染した。4月27日に発表された夏場所の番付はそのまま移行する予定。

本場所の開催中止は、戦争で被災した旧国技館の改修が遅れた1946年夏場所、八百長問題に揺れた2011年春場所に続いて3度目となる。

八角理事長(元横綱北勝海)は「大相撲をお見せできる日が先になってしまい、大変残念だが、開催できた暁には、精いっぱいの迫力ある相撲をご覧いただけるよう、これからも取り組んでいく」との談話を出した。

2週間延期し、7月19日初日で予定されていた名古屋場所は協会員が移動して長期滞在することなどによる感染リスクを抑えるため、「特別開催」として両国国技館へ会場を変更し、無観客での実施を目指す。秋巡業の中止も発表された。

相撲協会は3月の春場所を無観客で実施。当初は5月10日が初日だった夏場所は2週間延期し、感染防止策を講じながら開催を模索していた。不要不急の外出や接触を伴う稽古を控えるように各部屋に求めた中で感染者が出るなど、新型コロナの影響を受け、開催は困難な状況になっていた。

関係者によると、4月30日に八角理事長らの協会執行部が協議し、政府の要請に沿って夏場所の開催可否を判断することを確認。緊急事態宣言が延長されれば、中止を決める方針を固めていた。

大相撲春場所の千秋楽を迎え、あいさつする日本相撲協会の八角理事長(中央)=3月22日、エディオンアリーナ大阪大相撲春場所の千秋楽を迎え、あいさつする日本相撲協会の八角理事長(中央)=3月22日、エディオンアリーナ大阪

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