一部地域で学校再開=久々の友達、笑顔はじける―「密集不安」懸念も

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新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の期限が延長された中、青森県や鳥取県などでは感染状況を踏まえ、7日から学校が再開された。校舎には久々に友達と会えたことを喜ぶ笑い声が響く一方、授業の遅れや密集への不安を漏らす生徒もいた。

公立の小中高校で一斉に授業を再開した鳥取県。鳥取市の市立北中学校では、教員らが校門で出迎える中、午前7時半ごろから生徒がはじける笑顔で次々登校した。仲良しの5人で登校した3年の女子グループは「ずっと家にいて、とにかく退屈だった。会えてうれしい」「楽しすぎて笑い転げてしまう」とおしゃべりに花を咲かせた。ただ、受験や学校行事の影響に対する不安は隠せず「運動会や修学旅行がないかもしれないと思うと泣けてくる」と表情を曇らせた。1年の男子生徒は当面休止が続く部活動を懸念。「入部すらできない。早く普通の学校生活を送りたい」とこぼした。

青森県は近隣県を含む感染者が少ないとして休校延長はせず、県立高校から先行再開。青森北高校(青森市)は、消毒用アルコールの設置や、換気徹底などの対策を取って生徒を迎えた。再会を喜ぶ生徒の輪ができると、「密集しているぞ!」と注意する教師の声も聞こえた。

同校では休校中、ネットでの遠隔授業は続けてきたが、1年の男子生徒は「(実際の授業の方が)ずっと集中できた」と再開を歓迎。一方で、「もっと休んだ方が良いんじゃないか」(3年女子)、「人が密集するのは心配」(2年女子)と不安な声もあった。

秋田県でも一部の公立学校が再開した。大仙市の東大曲小学校では子供らが元気に登校し、藤倉欣浩校長は「休校中は暇だったという声も聞かれ、笑顔も見せてくれた」と胸をなで下ろした。

ただ、17日に予定した運動会は中止、修学旅行も6月から10月に延期となる。「まずは授業時間の確保が優先。夏休みの短縮も必要かもしれない」と気を引き締めた。

学校が再開し登校する鳥取市立北中学校の生徒ら=7日午前、鳥取市学校が再開し登校する鳥取市立北中学校の生徒ら=7日午前、鳥取市

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