過度な輸出制限けん制=コロナ危機に具体的行動―G20貿易相声明

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日米欧や中国など20カ国・地域(G20)の貿易担当相は14日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受け臨時のテレビ会合を開催し、閣僚声明と付属文書を採択した。短期・長期に取り組む具体的な行動を明示。世界貿易機関(WTO)に基づく多角的貿易体制の重要性を確認した上で、医療製品の過度の輸出規制などをけん制した。

G20は「感染拡大を緩和するため連携する」と表明した。短期行動として貿易円滑化推進などを挙げ、医療製品や防護服の輸出制限、不必要な食糧備蓄を避ける方針を確認した。搭乗者数が大幅に減った旅客機を貨物機に転用する案も示した。

長期行動では、機能不全に陥っているWTOの改革の必要性を指摘。電子商取引を含む国際的なサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化や、医療物資への投資強化なども訴えた。

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