手作りブームで小麦粉品薄=農水省「在庫は十分」―コロナ自粛

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新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、ホットケーキミックスや強力粉など小麦製品の品薄が続いている。家族の交流になりカフェ気分も味わえると、自宅でのパンや菓子作りが流行しているためだ。農水省や業界団体は「小麦の在庫は十分にある」として、落ち着いて入荷を待つよう呼び掛ける。

レシピ検索サイト「クラシル」では緊急事態宣言が全国に拡大された後、菓子メニューなどの検索数が増加。担当者は「自粛疲れで食を楽しむ方向へ変化したのでは」と語る。

製菓・製パン用品専門店で、女性を中心に人気が高い「富沢商店」では、3月下旬から強力粉やバター、ドライイーストといったパン用の材料が売れ筋に上がり、国産小麦粉のまとめ買いセットは前年の同時期に比べ5倍弱の売り上げに。4月21日には、配送遅延が見込まれるとして受付数を制限した。

農水省によると、3月から家庭用小麦の需要が伸び、その後、都心部の小売店を中心に強力粉やホットケーキミックスが品薄傾向となった。フリーマーケットアプリ大手メルカリでは、より品薄となった4月下旬、粉製品の出品が増え始めた。同社は「著しい高額商品は削除などの対応を取る」とする。

農水省の担当者は「需要の急増で一時的に供給が追い付かないだけ。小麦粉の在庫に問題はない」と強調している。

ホットケーキミックスなど粉類が品薄な商品棚=14日、神奈川県内ホットケーキミックスなど粉類が品薄な商品棚=14日、神奈川県内

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