容疑者の仏引き渡し確定=16年の筑波大生不明事件―チリ最高裁

社会

【サンパウロ時事】フランス東部ブザンソンに留学中の筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明となった事件で、殺人容疑で国際手配されている元交際相手ニコラス・セペダ容疑者(29)が母国チリからフランスに引き渡されることが18日、確定した。発生から約3年半を経て、事件は解決に向け大きな一歩を踏み出した。

黒崎さんが消息を絶った直後にチリに帰国して首都サンティアゴで暮らすセペダ容疑者には現在、逃亡防止のため、出国禁止と週1度の警察署出頭が課せられている。チリ検察によると、引き渡しには通常2カ月ほどかかる。ただ、新型コロナウイルスの影響で、セペダ容疑者に関する実現の時期は不透明という。

チリ最高裁は4月2日、仏検察当局の引き渡し要請を認めたが、容疑者側は同7日、異議を申し立てていた。最高裁は別の法廷に審理を移した上で、5月18日にこの申し立ても棄却した。仏当局の代理で審理に臨んだチリ検察は「とても満足している。今後、身柄移送についての調整が行われ、容疑者はフランスで裁判を受ける」と最高裁の最終判断を歓迎した。

フランス東部ブザンソンに留学中、行方不明になった筑波大生、黒崎愛海さん=フェイスブックより(AFP時事)フランス東部ブザンソンに留学中、行方不明になった筑波大生、黒崎愛海さん=フェイスブックより(AFP時事)

ニコラス・セペダ容疑者(中央)=3月5日、サンティアゴ(AFP時事)ニコラス・セペダ容疑者(中央)=3月5日、サンティアゴ(AFP時事)

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