河井案里氏秘書、起訴内容認める=弁護側、連座制適用外主張か―選挙違反事件公判

社会

昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、公選法違反(買収)罪に問われた自民党の河井案里参院議員=広島選挙区=の公設第2秘書立道浩被告(54)の第2回公判が19日、広島地裁(冨田敦史裁判長)であり、被告は起訴内容を認めた。

立道被告は「報酬の支払いに関与したことは認めます」と述べた上で、「常識的な金額だと聞いていた」と話した。被告は初公判で認否を留保していた。

弁護側は、報酬額の決定に被告は関与しておらず、ほう助犯にとどまると主張した。禁錮刑以上の刑を避け、連座制の適用対象外となる罰金刑を求める意図があるとみられる。

この日の公判では被告人質問も実施された。立道被告は、昨年6月ごろから遊説担当を務めたものの、「案里氏や河井克行前法相から指定された場所を基に行程表を作っていただけ」と述べた。違法報酬決定の経緯については、「(陣営スタッフに)3万円でいいのではないかと言った記憶はあるが、よく覚えていない」と話すにとどめた。

検察側は被告人質問で、案里氏が支部長を務める自民党広島県参院選挙区第7支部から昨年5~6月、給料として約60万円が被告に振り込まれたほか、同時期に克行氏から燃料代として5万円、勤務超過分の上乗せとして30万円の現金を受け取っていたと指摘。被告もこうした内容を認めた。

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