しょうゆ入れで除菌液携帯=魚型容器、新型コロナ対策に活用

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新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で大量に余った弁当用の魚型しょうゆ入れが、除菌液の容器として活用されている。調味料容器と除菌液のメーカーが協力し、食事前に使ってもらおうと持ち帰りを行う飲食店などに無償提供している。

しょうゆ入れを提供したのは、埼玉県鴻巣市の「大石屋」。主要取引先である欧州各国の食品工場がロックダウン(都市封鎖)により閉鎖。国内でも企業向けの弁当や駅弁の需要が減ったため注文キャンセルが相次ぎ、大量に在庫を抱えていた。

一方、東京都新宿区の「クリア電子」は除菌抗菌液を3月に発売したが、認知度の低さが課題となっていた。休業要請を受けた飲食店で料理の持ち帰りや宅配が広がっており、広告会社の発案で両社が協力することになったという。

クリア電子などによると、しょうゆ入れのふたは赤色や緑色だったが、清潔さなどを象徴する青色に変更。中に入れた除菌抗菌液は食事の際に布などに染みこませて、気になる場所を拭くよう勧めている。アルコール不使用で天然成分だけで作られており、誤って飲んでも身体に害はない。

これまでに20万個以上を製造し、都内の飲食店など約50店に無償提供。問い合わせも80件以上来ているという。

大石屋の斉藤覚社長は「世界中が新型コロナと戦っている中で、自分たちにできることをしようと思った」と話した。

除菌液の容器として活用されている魚型のしょうゆ入れ(広告会社エードット提供)除菌液の容器として活用されている魚型のしょうゆ入れ(広告会社エードット提供)

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