ゴーン被告逃亡協力容疑の親子逮捕=日本引き渡し審理へ―米

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【ニューヨーク時事】日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が保釈中に無断出国し、中東レバノンに逃亡した事件で、米当局は20日、逃亡を手助けした容疑で東京地検が逮捕状を取っていた元米特殊部隊員ら米国人2人を逮捕した。米裁判所の記録によると、日本が身柄の引き渡しを念頭に米国に逮捕を要請していた。日米両国は犯罪人引き渡し条約を締結している。

逮捕されたのは元米陸軍特殊部隊員マイケル・テイラー容疑者とその息子ピーター容疑者。2人は20日、東部マサチューセッツ州の連邦裁判所のビデオ審理に出席し、引き渡し手続きについて判事から説明を受けた。検事によると、日本政府はまだ正式に引き渡しを要請していないという。日本は逮捕から45日以内に要請を行う必要がある。

検察側が裁判所に提出した文書によると、ピーター容疑者はロンドン経由でマサチューセッツ州ボストンからレバノンに行く航空便を予約していたが、20日のボストン出発前に逮捕された。検察側は、2人が逃亡の「エキスパート」のため、逃亡リスクが「並外れて高い」と指摘し、保釈を認めないよう求めた。

東京地検は今年1月、ゴーン被告が保釈中で海外渡航を禁止されていることを知りながら、不法出国の手助けなどをした疑いで両容疑者ら3人の逮捕状を取っていた。地検は引き渡し請求に向け準備を進めている。

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