JR東日本元社長の松田昌士氏死去=国鉄改革3人組―84歳

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旧国鉄時代に「改革3人組」の一人と称され、分割・民営化を推進したJR東日本元社長の松田昌士(まつだ・まさたけ)氏が19日午後1時58分、肝臓がんのため、東京都内の病院で死去した。84歳。北海道出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女斉藤美詠子(さいとう・みえこ)さん。後日お別れの会を開く。日時は未定。

1961年北大院修了、国鉄入社。87年に国鉄分割・民営化で発足したJR東日本の常務に就任した。93年社長、2000年会長、相談役を経て11年顧問。

旧国鉄時代は、JR東海、JR西日本の社長をそれぞれ務めた葛西敬之氏、井手正敬氏と共に改革3人組と呼ばれた。民営化後は、主要駅を中核とする再開発や流通業の展開、IC乗車券「Suica(スイカ)」導入に先鞭(せんべん)をつけた。また、株式上場後も政府に保有株売却を迫り、完全民営化を推し進めた。

小泉政権による旧道路公団の民営化では02年に「民営化推進委員会」の委員として新規の高速道路建設に厳しく歯止めをかける改革案を主張。日本野球連盟会長として社会人野球の発展にも貢献した。

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