カリタス小児童ら追悼=殺傷事件1年、現場で黙とう―川崎

社会

川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小学校=同区=の児童ら20人が、刃物を持った男に殺傷された事件から28日で1年となった。現場のバス停付近では、発生時刻に合わせて関係者が祈りをささげ、同小を運営する学校法人「カリタス学園」は追悼ミサを開いた。

現場には複数の花束や手紙などが供えられ、多くの通行人らが黙とう。出勤途中に手を合わせた別の小学校の教員石黒重信さん(54)=同区=は、「学校関係者だけでは通学路の安全を守り切れない。保護者や地域の人たちと安全をつくる使命がある」と話した。

発生時刻の午前7時40分ごろには、カリタス小の関係者らが黄色い花籠二つを持って訪れ、祈りをささげた。

学園のミサは、新型コロナウイルス対策のため児童生徒は参加せず、小中学校の教諭ら約70人で実施。場所も通常使う施設ではなく広い講堂で行い、様子はオンラインで同時配信した。

ミサ後に取材に応じた内藤貞子校長は「あっという間に1年がやって来た。忘れてはいけないし、忘れられない事件だ」と振り返り、「(子供たち)一人一人に合った寄り添い方をしていきたい」と児童らを思いやった。

私立カリタス小学校の児童らが殺傷された事件から1年となり、現場のバス停付近で発生時刻に合わせて祈りをささげる学校関係者ら=28日午前、川崎市多摩区私立カリタス小学校の児童らが殺傷された事件から1年となり、現場のバス停付近で発生時刻に合わせて祈りをささげる学校関係者ら=28日午前、川崎市多摩区

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