陸上イージス、調査結果7月に=コロナ影響、延期3回目

政治・外交

陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の候補地選定をめぐり、防衛省は28日、青森、秋田、山形の東北3県で実施している再調査の期限を今月31日から7月10日に延期すると発表した。調査委託業者から新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今月31日までに作業が終わらないと連絡があったという。

同省は当初、3月末の調査終了を予定していたが、新型コロナなどを理由に期限を4月末、5月末へそれぞれ延長しており、延期は3回目。レーダーの遮蔽(しゃへい)物の有無やインフラの整備状況などを調査している。

同省は昨年5月、陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を「最適地」とする調査結果を公表。しかし、住宅地に近接していることや調査データのミスなど同省の不手際が重なり、地元の反対意見が強まった。このため、政府は新屋配備を断念し、秋田県内を軸に新たな候補地を選定する方針を固めている。

候補地の最終決定前には、河野太郎防衛相が秋田県を訪問し、理解を求める考え。新型コロナをめぐる政府の対処方針で全国の移動制限が緩和される6月19日以降となる見通しだ。

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