日産、6712億円の赤字=20年3月期―過去2番目の巨額損、リストラ加速

経済・ビジネス

日産自動車が28日発表した2020年3月期連結決算は、純損益が6712億円の赤字(前期は3191億円の黒字)だった。赤字転落は11年ぶりで、損失額は00年3月期に次ぐ過去2番目の規模。販売不振に加え、ゴーン体制下で膨張した過剰な生産能力の削減など構造改革費用が収益を圧迫した。立て直しへ海外2工場を閉鎖し、生産能力を20%削減するなどリストラを加速する。

00年3月期は、再建計画「日産リバイバルプラン」で国内5工場の閉鎖などを決め、6843億円の純損失を計上した。今回は世界的な新型コロナウイルス流行も打撃となった。オンラインで記者会見した内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「失敗を認め、正しい軌道に修正し、構造改革を一切の妥協なく断行する」と述べた。

20年3月期は、新車投入の遅れなどが響き、主力の北米をはじめ幅広い地域で販売が低迷。世界販売は7年ぶりに500万台を下回る493万台に落ち込んだ。期末にかけては新型コロナの感染拡大も追い打ちとなった。売上高は7年ぶりに10兆円を下回り、固定資産の減損損失と構造改革費用で6030億円を計上した。21年3月期の業績予想は公表していない。

オンラインで記者会見した日産自動車の内田誠社長=28日午後(ユーチューブより)オンラインで記者会見した日産自動車の内田誠社長=28日午後(ユーチューブより)

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