安倍首相、帰国後は隔離?=来月のG7サミット―新型コロナ

政治・外交

トランプ米大統領が先進7カ国首脳会議(G7サミット)の米国内での開催に意欲を示し、安倍晋三首相も出席に前向きな姿勢を見せている。ただ、新型コロナウイルスの流行は続いており、米国の死者は10万人を超え世界最多。帰国後に首相の「自主隔離」も検討せざるを得ず、日本政府関係者は頭を痛めている。

今年のG7議長国である米政府は、6月下旬に各首脳をホワイトハウスへ招待する方向で調整中。首相は25日の記者会見で「諸般の事情が許せば私も参加したい」と述べた。

米政府は感染防止のため外国人の入国に制限を設けているが、サミットに参加する各首脳は例外扱いになる見通しだ。しかし、水際対策を強化している手前、帰国後に首相や随行員も一般国民と同様に14日間の待機を求められる可能性が高い。

政府高官は「やるとなれば首相は行くだろうが、問題は帰ってきた後だ。首相だけ特別というわけにはいかない」と漏らす。首相官邸に隣接する公邸に待機し、テレワークで執務することも想定しているが、閣内の意思疎通や危機対応への懸念は拭えない。

菅義偉官房長官は28日の会見で、首相のサミット出席について「検討中だ」と述べるにとどめた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 外交 日本 米国