安倍首相、来月の訪ロ見送り=対独戦勝式典よりG7優先

政治・外交

安倍晋三首相は、ロシアが6月24日に開く対ドイツ戦勝記念式典への出席を見送る方向で調整に入った。米国で同時期に開催される見通しの先進7カ国首脳会議(G7サミット)参加を優先させる必要があると判断した。複数の日本政府関係者が29日、明らかにした。

記念式典への対応に関し、外務省幹部は「ロシア国内の新型コロナウイルス感染状況が収まっていない。G7は25、26両日との情報があり、日程的に重なり出席は難しい」と指摘。別の政府関係者も「G7とロシアならば優先するのはG7だ」と語った。

当初、対独戦勝記念式典は5月9日にモスクワで予定され、首相はプーチン大統領の招待に応じ、これに合わせた首脳会談で停滞する平和条約交渉の打開を探りたい意向だった。しかし、ロシア国内の新型コロナ感染拡大で式典は延期。同国外務省によれば、招待状は延期後も有効で、新たな日程が発表されたことから、日本側は出席の是非を改めて検討していた。

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