初の東京アラート発動=新たに34人感染―新型コロナ

政治・外交

東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人確認されたと発表した。都は同日夜、対策本部会議を開き、感染再拡大の兆候が表れた際に警戒を呼び掛ける「東京アラート」を初めて発動。接待を伴う飲食店の従業員や客の感染が相次いでいる状況を踏まえ、小池百合子知事は「特に夜の繁華街などリスクの高い場所は十分注意していただきたい」と述べた。

アラート発動に伴い、レインボーブリッジと都庁を赤くライトアップし、注意喚起した。現在の休業要請緩和の措置に変更はない。

都は、東京アラートに関し、(1)1日の新規感染者20人未満(直近7日間平均)(2)感染経路不明者の割合50%未満(同)(3)週単位の感染者増加比が1未満―の目安を設定。一つでも上回った場合は、病床など医療提供体制も考慮して発動を検討することにしている。

2日時点で、1日の新規感染者は16.3人(直近7日間平均)と目安を下回っている一方、感染経路不明者の割合は50.0%(同)、週単位の感染者増加比は2.15で目安を超えた。入院患者数や重症者数は低水準で推移しているものの、都は感染者が増加傾向にあるとして、アラートで警戒を呼び掛ける必要があると判断した。

都は5月26日に3段階で休業要請を緩和するロードマップ(行程表)の第1段階に入り、図書館などを再開。営業時間の短縮を求めている飲食店の閉店時間は午後8時から同10時へ延ばした。6月1日に第2段階に移行し、映画館や商業施設、スポーツジムなど幅広い施設を対象に緩和した。

小池知事は「引き続き警戒しながら、感染拡大防止と経済社会活動の両立を図っていきたい」と語り、改めて事業者らに予防策の徹底を求めた。

東京都の新型コロナウイルス対策本部会議後、取材に応じる小池百合子知事=2日午後、都庁東京都の新型コロナウイルス対策本部会議後、取材に応じる小池百合子知事=2日午後、都庁

「東京アラート」が初めて発動され、赤くライトアップされたレインボーブリッジ=2日午後、東京都港区「東京アラート」が初めて発動され、赤くライトアップされたレインボーブリッジ=2日午後、東京都港区

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