空の旅、安全アピール=航空業界、新型コロナ不安解消で需要回復へ

経済・ビジネス

航空業界が空の旅の安全性のアピールに躍起となっている。狭く閉鎖された機内空間とのイメージが新型コロナウイルス感染への不安を招いているからだ。緊急事態宣言の全面解除を受け、大幅に減っていた国内線の運航本数は徐々に戻り始めており、旅行客の不安解消と需要回復につなげたい考えだ。

国内航空各社が加盟する定期航空協会(東京)は、新型コロナ対策のPRビデオを作成した。航空機は約3分で機内の全ての空気が入れ替わり「密閉」にならないことや、定期的に消毒を実施している取り組みなどを紹介。人との接触を減らすため、乗客には自動チェックイン機などの活用を求めた。

航空各社も自前で感染防止策を強化している。全日本空輸や日本航空は機内でのマスク着用を義務付け、機内サービスなどは簡素化した。協会の大塚洋理事長は「機体の性能とお客さまの協力により、安心して航空機を利用していただける」と話す。

緩やかだが、便数の復旧も進んでいる。日航は国内線の需要回復に合わせ、6月2~15日に110便の臨時便を飛ばす。スカイマークは6月12~18日の減便率を58%とし、81%減の1~11日に比べ運航を増やす。

一方、国際線は各国の移動制限が続いており、大半が運休している。

定期航空協会が作成した航空機の新型コロナウイルス対策に関するPR動画。機内の空気が約3分で全て入れ替わることなどを紹介している定期航空協会が作成した航空機の新型コロナウイルス対策に関するPR動画。機内の空気が約3分で全て入れ替わることなどを紹介している

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