現場で献花「悲しみ残る」=秋葉原無差別殺傷から12年―東京

社会

東京・秋葉原の歩行者天国で17人が無差別に殺傷された事件は8日、発生から12年を迎えた。現場の交差点には、通勤途中の会社員らが訪れ、献花するなどして犠牲者を悼んだ。

東京都足立区の自営業男性(32)は「何年たっても忘れられず、悲しみだけが残る。やるせない気持ちをどうすればいいのか」と涙ながらに話した。犠牲者の1人とは秋葉原で出会い、アニメの趣味で意気投合したといい、「思いやりのある人だった」と振り返った。

トラックにはねられ死亡した川口隆裕さん=当時(19)=の中学時代の部活の先輩だった、江東区の会社員高崎雅人さん(32)は「毎年この日が近づくと事件について考える。被害者の悲しみを忘れてはいけない」と語った。

事件は2008年6月に発生。加藤智大死刑囚(37)がJR秋葉原駅近くの歩行者天国の交差点にトラックで突入。通行人をはねた後、車を降りてナイフで無差別に刺すなどして7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた。

秋葉原無差別殺傷事件から12年となり、現場付近で手を合わせる男性=8日午前、東京都千代田区秋葉原無差別殺傷事件から12年となり、現場付近で手を合わせる男性=8日午前、東京都千代田区

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