今年の世界成長、マイナス5.2%=コロナ直撃、戦後最悪―日本は6.1%落ち込み

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【ワシントン時事】世界銀行は8日、2020年の世界全体の経済成長率が戦後最悪のマイナス5.2%に落ち込むとの予測を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で貿易など経済活動が深刻な打撃を受けたためだ。新興・途上国は少なくとも過去60年で初めてのマイナス成長となり、「数百万人が極度の貧困に陥る」と懸念を示した。

世界成長の縮小はリーマン・ショック後の09年以来。今年1月時点の見通し(2.5%)から大幅に下方修正した。21年は4.2%に回復すると見込むが、感染拡大が長期化すれば20年はマイナス8%近くまで沈み、21年も1.3%の弱い成長にとどまるとみている。

世界で約9割の国が景気後退に直面し、「1870年以降で最も多くの国で1人当たり国内総生産(GDP)が減少する」と指摘。パザルバシオル副総裁は各国経済に「長期にわたり傷痕を残す」として、危機に脆弱(ぜいじゃく)な貧困国に対する支援の重要性を訴えた。

日本は20年がマイナス6.1%と大きく落ち込むが、21年は2.5%のプラス成長と、1月時点(0.6%)から上方修正した。ただ米国やユーロ圏に比べ反発は力強さに欠けると予想した。

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