習氏国賓来日「調整段階にない」=安倍首相、コロナ収束を優先―衆院予算委

政治・外交

安倍晋三首相は9日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっている習近平中国国家主席の国賓来日について「状況を収束させることが何よりも重要だ。少なくとも今は具体的な日程調整をする段階にはない」と述べ、慎重に対応する考えを示した。国民民主党の渡辺周氏への答弁。

習氏の国賓来日をめぐっては、香港への国家安全法の導入方針や、沖縄県・尖閣諸島周辺の中国公船による領海侵入などを受け、自民党内から反対意見が出ている。首相は「主張すべきはしっかり主張し、中国側の前向きな対応を強く求めていく」と強調。同時に「国賓訪日を進める上では、日中が地域や世界に対して責任を果たす意思を表明する機会にしたい」とも語った。

森雅子法相は、賭けマージャンが発覚して辞職した黒川弘務前東京高検検事長の退職金について、国家公務員退職手当法の規定に基づき、21日までに支給する考えを示した。立憲民主党の辻元清美氏は取りやめを求めたが、首相は「法務省、検察庁で法令に従って対応する」と拒否した。

2020年度第2次補正予算案に計上した、あらかじめ使途を定めない10兆円の予備費について、立憲の大串博志氏は「国会で追及されるのが嫌で10兆円を積んだのではないか」とただした。首相は「全く的外れの批判だ。今国会に160時間以上出席し、説明責任を果たしている」と反論した。

衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=9日午後、国会内衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=9日午後、国会内

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