S&P、日本国債の格付け見通し下げ=コロナ対策で財政悪化

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格付け大手のS&Pグローバル・レーティングは9日、日本国債の格付け見通しを下方修正したと発表した。引き上げの可能性がある「ポジティブ」から「安定的」に改めた。新型コロナウイルスを受けた緊急経済対策で財政悪化が進むとみている。格付け自体は「Aプラス」(投資適格10段階の上から5番目)に据え置いた。

国会で審議中の2020年度第2次補正予算案を踏まえ、S&Pは20年度の債務残高の対国内総生産(GDP)比率は171%と、19年度(151%)から大幅に上昇すると試算。新型コロナの感染が収束しても、今後2~3年間はある程度の財政支出を維持して経済を下支えするため、財政は引き続き圧迫されると予想している。

さらに「構造的要因で経済成長率が他の高所得国・地域を下回り、かつデフレ再燃で長期的に財政状況に圧力がかかる場合には、格下げする可能性がある」と指摘した。

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