NHKが謝罪、動画削除=抗議デモ解説に米大使「侮辱的」

社会

NHKは9日、国際ニュース番組「これでわかった!世界のいま」で、米国で広がる人種差別抗議デモを解説する際に使用したアニメーションについて、配慮が欠けていたとして、番組ホームページとツイッターで謝罪し、掲載していた動画を削除した。ヤング駐日米臨時代理大使が「侮辱的で無神経」とツイッターで投稿していた。

問題となったのは、7日に放送し公式ツイッターに投稿した約1分20秒間のCGアニメ。燃える車など過激なデモを背景に筋骨隆々の黒人男性が問題の背景について、黒人と白人の貧富の差があると強調した。しかし、黒人男性が白人警察官に押さえ付けられ死亡した事件が抗議デモの発端となったとの説明がなく、「差別を助長する」「問題の実態を正確に表していない」などの批判が相次いだ。

NHKによると、番組では26分間にわたり、黒人の死亡事件をデモの発端とした上で、トランプ政権の対応やアメリカ社会の分断の現状を解説。アニメはその一部だったと説明している。ツイッターにはアニメしか掲載されなかった。

NHKはツイッターなどで「配慮が欠け、不快な思いをされた方におわびする」と謝罪した。

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