カミンスカス被告に懲役11年=積水ハウス地面師事件―東京地裁

社会

積水ハウスが被害に遭った「地面師」事件の主導役の一人とされ、詐欺罪などに問われたカミンスカス操被告(60)の判決が10日、東京地裁であった。守下実裁判長は「犯行の重要な役割を積極的に果たした」と述べ、懲役11年(求刑懲役14年)を言い渡した。

守下裁判長は「取引の場で地主役に付き添い、偽物と発覚しないよう手だてを講じた」と指摘した上で、「事件の中心的存在で、少なくとも1億円の分け前を得た」と判断。弁護側は、地主が偽物とは知らなかったと無罪を主張したが、判決は「本物の地主と思っていたとすれば、被告の供述には不自然、不合理な点が多々認められる」などと退けた。

判決によると、カミンスカス被告らは2017年3~6月、東京都品川区の旅館跡地について、偽造パスポートを使って地主に成り済まし、積水ハウスと売買契約を締結。小切手など計55億5000万円をだまし取るなどした。

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