千田社長、不正販売謝罪=「信頼再構築する」―かんぽ生命株主総会

経済・ビジネス

かんぽ生命保険は15日午前、東京都内で定時株主総会を開いた。郵便局員による保険の不正販売が昨年6月に表面化して以降、同社が株主総会を開くのは初めて。千田哲也社長は冒頭、「(不正販売で)行政処分を受け、多大なご心配をおかけしたことを深くおわびする」と頭を下げた。

千田社長は総会で、不正販売に関する顧客調査の進捗(しんちょく)状況や再発防止策などを説明。今後の経営方針について「安心、信頼というかんぽブランドを再構築することが必須だ」と強調した。

総会では、昨年4月の日本郵政によるかんぽ株式の2次売却に際し、不正販売の情報が開示されなかったことに批判が出た。ある株主は「不適切販売が少数という認識でも投資家に事実を開示すべきだった」と追及。千田社長は「法令違反はわずかで(当時は)重大性の認識を有していなかった」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。

今回の総会は新型コロナウイルス感染防止のためインターネットで中継し、株主には質問や議決権行使をネットで行うよう呼び掛けていた。出席株主は109人(前年は239人)にとどまり、議事は29分(同1時間31分)で終了。今年1月に副社長から社長に昇格した千田氏ら9人が議案通り取締役に選任された。

かんぽ生命保険の株主総会会場へ向かう株主ら=15日午前、東京都港区かんぽ生命保険の株主総会会場へ向かう株主ら=15日午前、東京都港区

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