関電、旧経営陣5人を提訴へ=損害賠償19億円超―金品受領問題

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関西電力は15日、金品受領問題をめぐり、八木誠前会長ら旧経営陣5人を相手取り、計19億3600万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴すると発表した。同日の臨時監査役会で決めた。金品受領問題は旧経営陣の責任を法廷で追及する事態に発展した。

提訴の対象は、八木氏のほか、岩根茂樹前社長、森詳介元会長、豊松秀己元副社長、白井良平元取締役。5人は取締役としての注意義務を怠り、営業上の損失などを発生させ、会社に損害を与えたと判断した。一部の損害額は算定中で、請求額を増額することもあり得るという。

関電の八嶋康博監査役は15日、「元経営トップを含む旧取締役らに対して、損害賠償請求訴訟を提起する事態に至り、改めて深くおわび申し上げる」との談話を発表した。関電は、週内にも提訴する方針。

関電は株主からの提訴請求などを受け、社外の弁護士で構成する「取締役責任調査委員会」(委員長=才口千晴元最高裁判事)を3月末に設置。現旧取締役が関電に対する損害賠償責任を負うか調査し、八木、岩根、森、豊松、白井の5氏に法的責任を認定した。関電の監査役は今月8日、調査委の報告書を受け取り、現旧取締役への提訴の要否を検討してきた。

八木誠 関西電力前会長八木誠 関西電力前会長

岩根茂樹 関西電力前社長岩根茂樹 関西電力前社長

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