東芝、キオクシアHD株売却へ=4割出資、株主還元を強化

経済・ビジネス

東芝は約40%を出資する半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)株式を段階的に売却する方針であることが20日、分かった。売却はキオクシアHDの上場後で、売却益を原資に自社株買いなど株主還元を進める。

キオクシアHDは旧東芝メモリで、2018年6月に米原発事業での巨額損失で経営危機に陥った東芝が米投資ファンドを中心とする企業連合に約2兆円で売却。東芝が再出資した。

キオクシアHDは年内の東証1部上場を目指しており、時価総額は数兆円に上るとされる。東芝にも多額の含み益が生じる見通しで、売却する株式の規模は今後検討する。東芝は経営危機時に実施した増資の引受先となった旧村上ファンド系など「物言う株主」との緊張関係が続いており、株主還元策の強化で理解を求める。

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